活動報告

活動報告(2023-06-19)

saito@chokaitribe.jp

「鳥海山滝沢口登拝道」&「せきゆかいはつゆりの森」視察会

2023年6月19日(月)
今年度2度目のフィールドワーク「鳥海山滝沢口登拝道」&「せきゆかいはつゆりの森」視察会を開催しました。

お天気にも恵まれ、総勢8名で出発地点の森子大物忌神社に向かいました。

森子大物忌神社は今年に入り、県内外、そして海外からも参拝者が訪れる注目スポットとなっています。
立派な杉に囲まれた300段あるという参道の石段を登ります。

長い石段を上った先にある立派な本殿がお出迎え。
この日も境内では地元のお母さんたちが草むしりをしていました。
もともと地元の方々の力で守られてきた神社ですが、参拝者が増えたこともあり、掃除や草むしりなど、協力しながら行っているそうです。
この前日にはこれから向かう登拝道も草刈りを行ったとのことで、頭が下がります。

そして境内から続く「滝沢口登拝道」へと歩を進めます。杉木立の山道はなかなかの急傾斜で杉の葉が滑りやすく、鳥海山へと向かう登り口が初っ端から厳しい道だったことが感じられます。
道中は「小屋掛けの松」「鳥海山様」「大月」「水飲場跡」と史跡が次々と現れ、立派な案内板も整備されています。

30分ほど杉木立を歩くと広葉樹の森へと変わります。
イタヤカエデの森は秋にはさぞかし美しい紅葉を見せてくれることでしょう。
ゆっくり休みながら登ること約1時間。
「鳥海山展望所」に到着です。
美しい鳥海山を眺めながら、この道があの山頂を目指す道であることを思い出します。
登山道としては0合目から1合目にあたります。
頂上は遥か遠くに…。

そして程なく最終地点「吹上」に到着。
参加の皆様お疲れ様でした。
ここまでの山道の草がきれいに刈られていることにあらためて感謝です。

そこから車で移動し、この日のもう一つの目的地「せきゆかいはつゆりの森」へ。
この森は鳥海高原で石油採掘事業を行う石油資源開発株式会社が、2007年に整備しました。

散策しながら楽しむことができるよう様々な樹種が植林されていますが、まだまだ若い森であり、あまり整備の手も入っていない状況のようです。

この日は月曜日ということもあり、この近隣で昼食をとれる場所も限定的です。

観光資源にスポットを当てることと、来訪者を受け入れる体制を整えることは切り離しては考えられません。

民間だけではできないこと、行政だけではできないことがあると思いますので、その橋渡しと提言を行っていきたいと思います。

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